日本石灰窒素工業会

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農家の使用体験記|技術情報

トウモロコシの土づくりに石灰窒素

山梨県甲府市 小林さん

 山梨県の甲府盆地は、ブドウ・モモの産地として誰もがご承知とは思いますが、南側の平坦地にトウモロコシの早生栽培が盛んな地域があります。
 水田を利用した作付けが一般的で、極早生の栽培では小正月が過ぎれば種まきが始まり、トンネル被覆を二重に設置して寒い時期を乗り越え、収穫は5月から開始して6月には終了、その後に田植えが始まります。
 小林さんは稲刈り後、トウモロコシの土づくりに稲わら腐熟を兼ねて10a当たり石灰窒素を2袋(40㎏)施用しています。稲わら腐熟用としては通常よりも多い施用量ですが、「トウモロコシの栽培には地力が必要で、堆肥の大量施用は大変労力がかかります。石灰窒素を使えば、堆肥を圃場でつくることができるので労力が削減されるし、基肥の一部として、またセンチュウ類の抑制も期待しているので、施用しています」と小林さんは述べられました。
 二毛作の栽培形態に石灰窒素をうまく利用した一例でした。
(取材:デンカ㈱ 小池)

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    トウモロコシ栽培も盛んな甲府市

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