日本石灰窒素工業会

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農家の使用体験記|技術情報

キャベツ栽培には欠かせない石灰窒素

愛知県豊橋市 金子さん

 愛知県東三河地区にある豊橋市は、過去に水不足問題があるなか、サツマイモや小麦を栽培していましたが、昭和43年に豊川用水が通水し、今では全国的でも有数のキャベツの一大産地となっています。
 そこの神野新田地区のキャベツ農家の金子さんは、固くずっしりと重い冬キャベツを奥さまとお二人で9反ほどを栽培されています。
 今までは、近隣の処理場から出る汚泥に石灰を混ぜて乾燥させたものを3年に1回投入されていましたが、ネコブセンチュウ対策でさらによい資材はないか探したところ、3年前に石灰窒素を見つけ使い始めました。
 基肥と同時に100~120㎏/10a施用しており、アルカリのpH改善と農薬の効果によりネコブセンチュウの発生が減少したとのこと。今後も石灰窒素を継続して使っていきたいとのことでした。
 石灰窒素の効果をより発揮させるには、施用時に土壌とよく混和することが重要と強調されていました。また、石灰窒素を追肥として使用する場合もあり、雑草が多い時期には除草効果も発揮されるようで、いろいろな生育場面で幅広い使い方があるところがよいとの話もありました。残渣の処理にも困っておられ、石灰窒素が残渣の腐熟を促進する効果もあることには非常に興味を持たれており、次回、ぜひ試してみたいとのことでした。
 美味しい食べ方のひとつとして、通常のコロッケの中にキャベツを入れた“キャベコロ”というものがあります。キャベツのシャキシャキ感が楽しめるとのことで「ぜひお試しください」と語っておられました。
(取材:デンカ㈱ 松尾)

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    ネコブセンチュウ対策として石灰窒素を使用している金子さん

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