日本石灰窒素工業会

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農家の使用体験記|技術情報

石灰窒素使用秋耕における稲わら腐熟促進効果で収量向上

神奈川県厚木市 加藤さん

水田の代掻き作業後の浮きわら処理に長年悩んでいた中で、「土づくりに欠かせな
い、石灰窒素の稲わら腐熟促進効果」に関するレポートを読み、石灰窒素を混耕する
早めの秋耕が効果あることを知りまして、昨年から実行しています。石灰窒素の散布に
合わせて腐熟を促進する商品(ワラ分解キング)も同時に散布しています。これにより
相乗効果が出ていると思われます。残念ながら浮きわらが皆無とはいきませんが、相
当量少なくなってきていることは確かです。(代掻き作業の均平化もあると思います。
何せ、当方の水田は田面の高低差がありますから。)

秋田県立大学の金田名誉教授らによる試験結果(石灰窒素秋施用による稲わら腐
熟促進効果と窒素動態の解明 石灰窒素だより No.149 号より)からもそれは効果があ
り、更に増収をもたらしていることが証明されています。(なんと一石二鳥ではありませ
んか)

当方の昨年の収量は 552 ㎏/10ā を記録し、周囲(概ね 480 ㎏/10ā)と比べて多収と
なりました。これは嬉しいことでした。本年も収穫後、早めに石灰窒素を撒きたいと思っ
ています。

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