日本石灰窒素工業会

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農家の使用体験記|技術情報

露地野菜栽培での石灰窒素の活用

千葉県富里市 秋山さん

 スイカの産地として有名な千葉県富里市で、長く露地野菜を栽培している秋山さんの石灰窒素の使い方を紹介します。秋山さんは、キャベツ・ネギ・ニンジン・ナスなどを作付けしており、翌春出荷ネギの追肥作業とニンジンの管理に忙しい最中に訪問しました。雨が続き、貴重な晴れ間となった9月の初め、家族皆さんで作業をしていました。
 秋山さんは、石灰窒素を作物残渣のすき込みとして使用しています。1年を通して露地野菜を作付けしているため、収穫後の残渣処理がネックでしたが、「いつまでも圃場にキャベツ残渣があると次作の作付けに影響するので、その対策として石灰窒素が有効です」と秋山さん。以前は、ソルゴーなどの緑肥作物をすき込むときに石灰窒素を使用していました。
 ほかにも、ネギの作付け前に石灰窒素を使用しています。2、3年前にネキリムシの被害が多発し、石灰窒素が有効との情報から基肥の一部として石灰窒素を施用したそうです。もちろん、苗に対する薬剤処理も怠らず、その結果、被害を軽減することができました。
 富里市では、昨今、トウモロコシやニンジンの栽培が増えています。秋山さんのニンジン畑(写真)は、きれいに発芽が揃っていました。
 秋山さんは、石灰窒素をライムソワーで散布しています。「粒が黒いのが気になりますが、散布には苦労していません。以前は輸入品を使用したこともありますが、物性が今ひとつでした」との意見をいただきました。
(取材:コープケミカル株式会社 川島、川上)

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