日本石灰窒素工業会

国産石灰窒素の稲、小麦、野菜等への上手な使い方をアドバイス致します。

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⽯灰窒素の安全な使い⽅|技術情報

石灰窒素に含まれるシアナミド(農薬成分)及びアルカリ分は人体、動植物などに影響します。 そのため、使用上の注意をよく読み、安全に取り扱ってください。散布する際は、マスク等で防護し、吸い込まないようし、また、皮膚に付着しないようにします。
さらに周囲に注意して、できるだけ飛び散らぬようにしてください。石灰窒素は、特に手足が濡れていたり、汗をかいたままだと、付着しやすく、皮膚がかぶれる原因になります。
さらに石灰窒素を吸い込むと、酒類への耐性が弱くなります。このため、散布した日や、石灰窒素で顔や手足が汚れた日は飲酒をしないでください。
なお、肥料袋の裏面に下記のとおり使用上の注意が記載してあります。

1. 誤飲、誤食などのないように注意すること。誤って飲み込んだ場合には、直ちに医師の手当を受けさせること。
本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けること(小児の手の届くところには置かない)。
2. 本剤は眼に対して強い刺激性があるので、眼に入らないよう注意すること。
眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当てを受けること。
3. 本剤は皮膚に対して刺激性があるので、皮膚に付着しないよう注意すること。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
4. 散布液調製時および散布の際は保護眼鏡、防護マスク、不浸透性手袋、ゴム長靴、不浸透性防除衣等を着用すること。
また薬剤を吸い込んだり浴びたりしないように注意し、作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。
5. 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
6. かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけること。
7. 夏期高温時の使用を避けること。
8. 散布後24時間以内は飲酒しないこと。
9. 養魚田での使用は避けること。
また、養魚池等が近くにある場合は、散布田の水が流入しないように注意すること。
10. 吸湿性があるため、防水に留意し、雨漏れ、浸水等の恐れのない場所に保管すること。