日本石灰窒素工業会

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農家の使用体験記|技術情報

ニンニク残渣腐熟に石灰窒素施用で収量向上!

青森県新郷村 工藤さん

 私の住んでいる青森県新郷村は山間地で、キリストの日本での墓があることで有名です。私は開拓された狭隘な農地で野菜をつくっています。限られた農地のため、連作せざるを得ない状況で、連作障害で作付け不能となった畑もみられます。連作対策として有機物の投入なども行われていますが、決め手がないのが実情です。
 堆肥づくりやわらの腐熟促進に石灰窒素が効果があることはよく知られていますが、連作障害の一要因となる作物の未熟残渣の腐熟促進にも効果があるのではと思い、メーカーの技術者に相談しました。回答はある程度の効果は期待できるとのこと。しかし、実践事例はあまりなく、40㎏〜80㎏/10aの施用量で、後作の肥料の量も調整するようアドバイスを受けました。平成28年のニンニク収穫後、石灰窒素50㎏/10aを散布して耕起し、9月下旬に定植しました。その結果、翌年の生育はすばらしく、病気やなぜか雑草も出ない状況でした。
 6月下旬の収穫は近くのおばちゃんをパートに雇い、作業を手伝ってもらっていますが、おばちゃんいわく「まだ終わらないかね!」と悲鳴をあげる始末でした。収量は1.2t/10aで予想を大きく上回る結果でした。
 ある程度期待していた収量は高く、品質もよく、石灰窒素の効果を改めて確認しました。今後は、大玉生産をめざして地域の仲間たちにも石灰窒素の施用を薦めていきたいと考えています。
(寄稿依頼:デンカ㈱ 杉田)

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    石灰窒素の施用でニンニクの収量が向上

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