国際的な需要の逼迫などを背景に、食料の安定供給のため、米作中心から自給率の低い麦・大豆の生産向上へと転作が勧められています。しかし、収量が低いため問題になってます。
鳥取県農業試験場では、ダイズ「タマホマレ」の不耕起無培土栽培で、基肥に石灰窒素粒状品を10a当り50kg施用した結果、従来の苦土石灰施用に比べ、主茎長はほぼ同じ、分枝数で210%、着さや数は120%、収量110%とそれぞれ増加しました。品質はほとんど差がありませんでした。石灰窒素の施用は、大豆の種を巻く10日前までに表面散布しました。
同試験場では「メカニズムは不明だが、増収は十分期待できるので試みてほしい」と話しています。
石灰窒素の土壌改良と肥料効果による効果と考えられます。大豆に限らず、麦にも効果がある事が知られており、麦への施用も検討下さい。



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