石灰窒素とは
石灰窒素は、1901年(明治34年)にドイツで発明され、国内での製造は1909年からで、110年以上もの歴史のある肥料です。
石灰窒素は、一つの資材で農薬効果、肥料効果、土づくり効果を発揮します。
ところで、石灰窒素は、電気炉で生石灰(石灰石を焼成)とコークスや無煙炭から生成したカルシウムカーバイトに、大気から分離した窒素を窒化炉(1200℃)で反応させてつくられます。石灰窒素の組成は、カルシウムシアナミド、酸化カルシウム、炭素から成ります。
石灰窒素は土壌に施用された後に、シアナミドに変化し殺菌・殺虫・殺草など農薬効果を示し、その後シアナミドは肥料成分に変わり、肥料としての役割を果たします。これが石灰窒素の大きな特長であります。
また、安心してお使いいただくために、30種類以上の試験を実施し、農薬取締法に基づき厳正な検査を受けて農薬登録されています。