石灰窒素の主成分シアナミドには休眠を覚醒させる効果があり、代表的な使用にノビエの休眠覚醒による防除があります。
ノビエの種子は稔実したときは休眠しており、自然には冬をすぎなければ発芽しません。稲刈後、できるだけ早く、石灰窒素を10a当たり40〜50kgを全面に散布すると、地表に落ちているノビエの種子は休眠が覚醒して発芽、そして冬の寒さで枯死します。
発芽には18℃以上の気温が15日ぐらいつづき、土壌には発芽できる水分が必要です。秋に発芽しなかった場合は、春先,田植前に一斉に発芽します。このときにすき込めば、ラクに防除できます。
表 石灰窒素のヒエの防除効果(富山県農試・1967年)

(C) 自然条件を対象とした春先の発芽率85.3〜97.4%を考慮した防除率
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