(7)家畜ふん尿処理


Q7−1 鶏ふん処理に石灰窒素がよく使われると聞いていますが、養鶏場での使い方を高床式と平飼式に分けて説明して下さい。

A7−1 養鶏法を大別すると、平飼式とケージ式があり、規模が大きいところではケージ下と地表面の間を一段と高くした高床式が多くなっています。高床式では除ふん後の床面に1,000m2当たり石灰窒素60〜80kg散布し、その後は夏で5〜6日後、春秋で7〜8日おきに新しいふんの上に散布し、およそ30〜40pの厚さに堆積したころに除ふんするのが目安です。平飼式やケージ下が地表に近い場合は、除ふん後、成鶏100羽当たり約1kg散布、高床式と同じ日数間隔で100羽当たり0.5〜1kgの散布を2〜3回繰り返してから除ふんします。石灰窒素を使用しても鶏に悪い影響はなく、むしろ舎内外の環境が良くなり、産卵率が高まったという事例もあります。