(6)作物別施用法 (工芸作物他)


Q6−9−4 イ草に対する石灰窒素の使い方について聞かせて下さい。

A6−9−4 イ草は11月下旬〜12月中旬厳寒期に植え付けられ、5月中ごろより急激に分けつし、6〜7月にかけて収穫します。
イ草は、10a当たりの窒素施用量が50kgを越える多肥作物のひとつであり、追肥は生育の盛んになる5月以降に数回行われ、追肥回数および1回当たりの施用量がともに大きく、多大の労力を要します。
基肥の石灰窒素は、10a当たり30kgを植え付け7日くらい前に施用すれば、生育障害もなく肥効は持続します。
また、有機物の分解をうながす効果も、イ草の生育・収量によい結果をもたらします。