(6)作物別施用法 (工芸作物他)


Q6−9−3 コンニャクイモに対して上手な使い方を教えて下さい。

A6−9−3 昔から、コンニャクイモの栽培は堆肥による土づくりが必須の技術でした。しかし、堆肥の確保が難しくなり群馬県では冬期の緑肥作物の栽培と春先の石灰窒素施用による青刈りすき込みが指導されています。
方法は、コンニャクイモの掘り取り後なるべく早い時期にライ麦を10a当たり8〜10kg無肥料で全面に播種します(播種時期が遅くなるほど発芽率やその後の生育量が劣るので播種量を増やす)。
翌春のコンニャクイモ植え付けの半月〜1ヵ月前(4月ごろ)にライ麦の生育量に合わせて石灰窒素を10a当たり10〜30kg施用し、すき込みを行います。(立毛のままプラウ耕あるいはハンマーナイフモアで切断後ロータリ耕)
その後、必要なら土壌消毒を実施し通常どおり植え付けを行います。
このとき基肥は減らす必要はありません。