(6)作物別施用法 (花き類) |
Q6−5−2 露地ギクに対する石灰窒素の施用効果について聞かせて下さい。 |
A6−5−2 キクはアンモニア態窒素と硝酸態窒素を同量ずつ与えると、開花日が早くなり、開花時の草丈、葉長、花径、外観品質も優っていました。 長崎県佐世保市で水田の露地ギクに石灰窒素を使って好成績を上げています。 基肥に石灰窒素を10a当たり100kg施用したものです。 石灰窒素の施用により切り花長と切り花重が優れました。これは摘芯以後の生育がよかったためと思われます。 なお、石灰窒素の薬害が起きないよう、植付け日より20日前までに施用して下さい。 表6-5-2 キクに対する石灰窒素の効果 (佐世保普及センター) ・調査日:秋芳の輝、グリーン精興 10月5日、オレンジ 10月21日 ・任意に採花した切リ花(10本)の平均値 切り花長は摘芯後発生した分枝の基部からの長さ ・石灰窒素は10a当たり100kgを5月12日に施用、対照区は緩効性肥料を施用 |