(6)作物別施用法 (野菜類)


Q6−4−9 キュウリ畑に対する土づくりの事例があったら教えて下さい。

A6−4−9 福島県の夏秋キュウリの産地では、連作障害防止と品質向上をねらい稲わら土中堆肥、ライ麦すき込みによる土づくりが行われています。
土中堆肥は作付け前年の秋に稲わら(2,000kg/10a)をカッターで10pぐらいに切断し、全面に散布して雨に当てるか散水して濡らします。次に石灰窒素10a当たり100kg、ようりん60kgを均一に散布し、ホイルトラクター(ディスクプラウ)などで反転してすき込みます。ライ麦は10月下旬までに10a当たり10kgをまき、翌年定植1ヵ月前に石灰窒素を10a当たり40kgとようりん20kgを一緒にすき込みます。このような土づくりにより10a当たり8t以上の安定した生産を続けております。