(6)作物別施用法 (野菜類)


Q6−−36 ニンニク畑の土づくリ方法について教えて下さい。

A6−4−36 ニンニクの大球を多収するためには、土づくりが欠かせません。これには良質堆肥の施用、あるいは緑肥すき込みなど有機物の投入が必要となります。その際に石灰窒素をl0a当たり50〜100kgを施用すると、肥切れ防止、センチュウ対策に大きな役割を果たします。
青森県では9月中旬〜10月上旬の植え付け20日前に緑肥と石灰窒素を10a当たり40kg施用し、3回以上耕うんするよう指導しています。
下表は、宮城県経済連による緑肥作物と石灰窒素を併用した試験事例を紹介します。

表6-4-25 ニンニクに対する石灰窒素とソルゴーによる土づくり効果(宮城県経済連・1987〜1988年)
(規格別a当たり収量)
表6-4-25 ニンニクに対する石灰窒素とソルゴーによる土づくり効果(宮城県経済連・1987〜1988年)
改善区(前作の)ソルゴー栽培に10a当たり燐硝安加里100kg、80kgようりん、苦土石灰100kgを施用。
7月2日播種、 9月2日すき込み (石灰窒素60kg施用、深耕)
ニンニクに対する肥料は窒素24.8kg、りん酸23.8kg、加里10kgを化成肥料(共通)で施用