(6)作物別施用法 (野菜類)


Q6−−33 ゴボウのヤケ症(センチュウ対策)には効果があるのでしょうか?

A6−4−33 ゴボウのヤケ症は数種のカビやネグサレセンチュウによって根部が黒褐変する症状で、きわめて防除が困難です。
現在の防除対策としては、少なくとも2〜3年以上の輪作、早掘り、秋まきによる夏ゴボウ栽培などの耕種的な対策とあわせてセンチュウ防除目的で石灰窒素が使用されております。
石灰窒素とクロールピクリン剤の併用効果について茨城県の成績を紹介します。

表6-4-23 ゴボウのヤケ症防除効果(茨城県農試)
表6-4-23 ゴボウのヤケ症防除効果(茨城県農試)
備考) 使用方法 : クロールピクリン剤を4月中旬、 まき溝(60p幅)のみに30pおき20pの深さに
2tずつ注入し(10a当たり11?)、 5月上句にガス抜き、 石灰窒素は5月下句10a当たり
100kgを全面に散布し土とよく混和した
栽培期間 : 播種6月上旬、 収穫11月上旬