(6)作物別施用法 (野菜類)


Q6−−29 ニンジンに石灰窒素が好ましいと聞きますが、 どんな効果があるのでしょうか?

A6−4−29 ニンジンは根菜類のなかで色択や形状の良否が一番問われることから、窒素肥料より、りん酸、カリなどに視点がおかれるむきがあります。
しかし、石灰窒素を施用すると、肌は滑らかで艶があり、鮮紅色で色づきがよく、増収に結びつくことなどで主産地では欠かせないものとなっています。
また、連作圃場で問題となるネコブセンチュウなどの被害についても、いろいろな試験事例から軽減される効果が認められております。
施肥量は一般の場合は10a当たり20〜50kg、センチュウが心配される場合は10a当たり50〜100kgの施用でよい成績を上げています。