(6)作物別施用法 (野菜類)


Q6−4−14 葉茎菜類に対する石灰窒素の施用方法を教えて下さい。

A6−4−14 キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーの窒素施肥量は25〜30kg/10a前後で、全施肥量の60〜70%を基肥で、残りの30〜40%を追肥するのが一般的です。
石灰窒素はキャベツ、ハクサイの根こぶ病防除の他、緩効的な肥料効果、除草効果、pH矯正やカルシウムの補給効果がありアブラナ科野菜で広く使われております。キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーで石灰窒素を使用する場合、定植の約10日前に石灰窒素50〜100kg/10a(N:10〜20kg)を施用して土壌と混和し、残りは定植前に施肥致します。基肥として施用した石灰窒素はキャベツ、ハクサイの結球肥大初期、ブロッコリーの花蕾肥大初期の養分吸収増大期に合わせて硝酸化成が進行するため、効率良く窒素が吸収され、追肥を省略することができます。