(6)作物別施用法 (野菜類) |
Q6−4−10 ナスに施用すると品質向上と増収効果があると聞きますが、どのように使うのでしょうか? |
A6−4−10 ナスは生育期間が長いため、品質のよい実を長期間にわたって収穫するには、養分吸収に合った施肥を行い、「成り疲れ」をさせないことが大切です。 また、ナスは酸性土壌を嫌いアンモニア態窒素と硝酸態窒素の両方ある方がよく生育するので石灰窒素の肥効特性にピッタリ合い品質・収量の向上に結びつくわけです。基肥として施す場合は、なるべく早めに堆肥などと一緒に60〜100kg/10aを全面に施し、土とよく混和するように耕うんしておきます。 さらに、石灰窒素を追肥として畦間施用すると増収効果があります。この場合、畑の乾燥が著しいときは畦間に潅水してから施し、施用直後に降雨が予想される場合には施用を避けて下さい。 散布の際は、葉などに直接かからないよう注意して下さい。 表6-4-5 石灰窒素の追肥による生産安定(秋田農業試験場・1990年) (個数/株) 備考) 品種:千両2号、圃場:農試場内、作型:露地栽培(播種:4/2、定植:6/21、収穫期:7/10-10/15〕、 追肥日(施肥6.lNkg/l0a):6/30、8/15、9/14 |