(2)肥料効果


Q2−7 散布するとき、他の肥料と混ぜてもかまいませんか?

A2−7 石灰窒素を他の肥料と混ぜる時は、次の特性に注意してください。
1.強いアルカリ性なのでアンモニア性窒素を含んだ肥料と混ぜるとアンモニアの揮散が起きます。また、水溶性のリン酸を含んだ肥料と混ぜると、リン酸の溶け方が少なくなるなどの注意が必要です。
2.吸湿すると成分が変わるので、吸湿性の強い肥料と混ぜた場合は、そのまま放置せず直ちに施用して下さい。
3.アルカリ性の肥料と混ぜても成分が変わらないので、この場合は混ぜて施用して問題ありまん。

表2-3 石灰窒素と他肥料の配合可否
配合してよいもの

ようりん、骨粉、ケイカル、炭カル、肥料用消石灰、硫酸加里、塩化加里、
けい酸加里、草木灰、魚かす、植物油かすなど有機質肥料

配合したらすぐ施すもの

過リン酸石灰など水溶性のリン酸質肥料、尿素

配合できないもの

硫安、アンモニアを含む複合肥料